伸ばした手は虚空をつかんだ

□君がいればそれで
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毎日が憂鬱で仕方がない。





靴箱をあけると、呼び出しの紙。


誰かは大体検討がつく。







私が教室に入れば、一瞬教室が静かになる。




すぐにまた煩くなった教室には、私の悪口があふれ返っている。





帰りたい、と思った。


この世界に来る直前に、時間を戻してもらえたら、


きっと本当の友情をつかめていたんだろう。




元の世界にいた頃。一度だけ、たった一度、思ったことがある。



思ってからすぐに、理不尽に消し去られてしまった感情。









君がいればそれで

幸せなのかも知れない、と

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