伸ばした手は虚空をつかんだ
□君が隣にいたころは
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今日もまた憂鬱な一日がはじまった。
朝、学校にいけば友達に声をかけられる。
友達と他愛もないことを話す。
何故かとても退屈で憂鬱。
教室に行けば仁王君に手招きされる。
「…仁王君、おはよう」
「雅治でいいって言ったじゃろ?」
こんな些細なやり取りが、とても、疲れる。
君が隣にいたころは
毎日が輝いていたんだよ
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