感情論
□懇願論
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中学1年の二学期、四天宝寺から立海大付属に転校してきた。
すぐに隣の席の男子と仲良くなった。
名前は切原赤也。
その子に勧誘されてテニス部のマネージャーになった。
皆優しくて、暖かくて、すぐに打解けた。
「赤也!遅刻遅刻!!」
そして今、3年になった私は、訳ありで、彼氏となった赤也の家に居候している。
毎日、一緒に朝食を食べて、2人で朝練に行く。遅れれば真田先輩が女子に手はあげられない、と言って赤也だけ拳骨があって、それを見て笑う幸村先輩。その横でお菓子を食べている丸井先輩。話をしている柳生先輩、仁王先輩。呆れる桑原先輩やデータをとる柳先輩。
こんな楽しい毎日がいつまでも続いてほしい、と心の底から思う。
懇願論