裏小説
□七夕イベを斜めに見る
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七月七日。
龍馬さんに連れられて、オレは七夕祭りに向かっていた。
その道中に見かけた笹飾りはどれも立派で、見ていて本当に面白い。
「のう、翔太。
おまんはどがぁ願い事を書いたんか?」
「大したこと書いてないですよ。
そう言う龍馬さんは何を書いたんですか?」
「ははっ、当ててみや」
龍馬さんの願い事は、大体予想がつく。
だけど、オレはわざと考え込むふりをした。
「う〜ん、そうですね……」
すると、どこからか祭囃子が聞こえてきた。
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