確かめ
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丸井家…



今日
ブン太くんの家に家族はいないらしく2人きり。


別に変なことを想像してるわけではないけど…

少しだけ
意識してしまう。

(あぁ…もう…)

わたしは心を落ち着かせるのに必死だった。


…とそのとき。

ガチャ――


ブン太くんが戻ってきた。


「はい、オレンジジュースでいいだろぃ?」
「うん!ありがとう」


わたしは
ブン太くんからオレンジジュースをもらって半分くらいのみほした。


「なんだ…そんなに喉かわいてたの?」
「えっ、いや…あの…」

変なこと考えて緊張してたなんて言えない。


とにかく笑ってごまかした。


そのあとは
ブン太くんとゲームしたり
ゲームしたり
お菓子食べたり
ゲームしたり…

で気づけば夜9時。


「あっ、わたし…そろそろ帰るね」

わたしは
鞄をもって帰ろうとする。

そのとき急に腕を引っ張られた。

「ゎっ…」

勢い余って
後ろのベットに倒れ込んでしまった。


「ぃてて…ど、どーしたの?」

わたしは
ブン太くんを見る。

「…」


ブン太くんは何も言わない。

わたしは
少し心配になって
ブン太くんの顔を覗き込んだ。


そのとき…

ドンッ――


「ぇっ…あ…ブン太く…?」

急にブン太くんが
わたしの上に覆いかぶさるように乗っかってきた。


ブン太くんの顔が目の前にある。


ベットの上で後退りをしても壁にぶつかってしまう。



「ぁ…あの」

「なぁ」


ブン太くんがわたしの言葉を遮るように
言葉をはさんだ。
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