短
□*気づいてよ
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「だから何って…千夏は、嫌じゃないの?!」
「…なんで?」
どうして菊丸くんがそんなに慌てるのか
分からなかった。
「それは…その…えと…」
今日の菊丸くんはどうも慌ただしい。
…というか焦ってる?
少し心配になって
顔を覗き込んだ。
すると
少し赤く染めて
「俺は、千夏が誰かに告白されたら嫌だよ!」
と大きな声で言った。
「…ぇ…ありがと…?」
わたしは目をパチパチさせた。
菊丸くんは
そんなわたしをみて
ため息をつくと
「にゃぁ〜っもう!
なんで伝わんないかなぁ?!」
と文句を言った。
(そんなこと言われても…)
内心少し謝りつつあると