Sweet

□お風呂 NAxS Sside
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チャプッチャプッと水が波をうって耳に当たる
それもそのはず。
まさに水面から顔だけを出して浸かってるんだから

「……っはぁ〜………」

これが俺の至福の一時
静かな空間に一人でプカプカと……

ガチャッ

……!!!

「もー…相葉さん。なんでもう1つシャワルーム空いてんのに、一緒に入らなきゃならないんですか!」

「だって、あそこ翔ちゃんが使ってるんだもん!」

…いやいやいやいや
俺はここです

……しかも…
お前らタオルくらい巻いて入ってこいよ……
そして出ていけ

「浴槽にお湯入れる?」

「んっ…………?…うわあっ!!!」

「何?…もー相葉さん……えっ?…わっ!わっ!!」

そんな驚かなくても…

「ども」

「えっ…翔さん何でここに?」

いやいやこっちのセリフです…

「もービックリしたー! 鍵くらい閉めてよねー」

ノックくらいしてよねー?



「はぁーっ……俺、出るわ」

「え?一緒に入らないの?」

そんなキョトンとした顔で言われてもね…

「おいっ…手……」

キラキラした瞳で俺の手を握る相葉くん
その横でシャワーを浴び始めるニノ

「お前らその…それさ、ちょっと考慮しろよ!」

俺が二人の下半身を交互に指差すと、相葉くんが高笑いする

「翔ちゃん照れちゃって〜! もう見慣れてるでしょ?」

「翔さんだって丸出しじゃないですか」

うっ……
ホントだ……
ってか、一人で入るのにタオル巻くやつなんていないだろ
お前らが乱入してきたんだ!
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