2003年10月17日、瀕死の重体になるほど大きな交通事故に遭いました。


それによって自分の性格が変化したなっていうのを自分自身でも感じます。


顎と頬骨を骨折、右目から大量出血、至る所に(痕の残る)擦り傷、気が付いたら右目の視力が無く、脳の前部分が破壊され、骨折・失明・傷で顔の印象も変わり…そりゃ自暴自棄にもなります。


最初は前向きに頑張ろうと思ったんだけど、生活していく上で色々な障害があり、何度も心が折れました。


運動が好きで、特に球技が好きだったんだけど、片目だと距離感がつかめません。


大好きだった野球でボールを顔面に受けたり、大好きだったテニスで空振りするようになったり…。


バッティングもビリヤードも卓球もバドミントンも…好きだったスポーツは全てまともに出来なくなりました。


テニスは、ラケットを買ったりガットを張り替えたりと結構頑張ってたんだけど、得意のバックで空振りするようになり、あまりのショックに涙が出たのを覚えています。


娯楽を失う事は精神的に大きなダメージでした。


車の運転も、免許はあるけどやっぱり怖い。


右の死角が大きいので合流が怖いです。


実際トラックにぶつかりそうになった事もあり、大きな道路を走りたい時は、多少遠回りでも合流を避けて、信号から合流出来る場所まで走ります。


同じ理由で高速道路を走った事はないです。


夜は自分と信号・停止線までの距離がうまくつかめません。


バック駐車も真っ直ぐ停められない事が多いです。


右目を失ってから、すべてが傾いて見えるので、何もかもがズレます。


距離感が掴めないので、近くで虫が飛んでいても手前にいるのか奥にいるのか分かりません。


最近では、テレビでも映画でもゲームでも…色んなモノで3D化が進んでいますが、片目ではその技術を享受出来ません。


世間から、時代からハブられてるような気分になります。


小さい頃、3Dというものに凄い憧れていて、今その技術が目の前に溢れているのに、二度と見る事が出来ません。


何回も言いますが、娯楽が奪われるというのは本当に辛いです。


楽しい事(楽しかった事)のほとんどが奪われ、事故後、時間が経つにつれて心も荒んでいきました。



何で自分だけこんなに不幸なの!?


片目を奪われ、見た目も変わり、こんなにも苦しんでるのに、事故の当事者達は何で普通に生きてんの!?



そうゆう考え方から、性格も生活も堕落する一方でした。


社会に出て、色んな不幸や悩みを抱えてる人たちがたくさんいる事を知り、この事(自分の不幸)はあまり口に出さないようにしようと思えるようになりましたが…。


それでもやっぱり身体的な障害は精神的に辛いです。


右目は一生見えないんですから…。


斜視もどんどん酷くなってきてるし…。





と、色々書きましたが、しっかり生きていこうと思います!!


ただ…事故の当事者たちが3Dのテレビや映画を見てたら…やっぱ許せないかも(笑)f(;XωX;)

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