ディアラヴァ

□We need you*
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性表現があるので18歳未満は読まないように!
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(食堂で眠っているシュウを彼の部屋に引きずってくるユイ)
シュウ「ここは……?」
(シュウの部屋で、自分が彼の部屋まで運んできたと説明するユイ)
シュウ「ふぅん、そりゃどうも」
(シュウにいきなり押し倒されるユイ)
シュウ「何するんだ……って男の部屋まで一人で不用心に入ろうとするお前が悪いんだろ」
(じたばた暴れるユイ)
シュウ「ふぅん……? そうやって生意気な態度を取るつもりなんだ?」
(ノック)
スバル「ユイ」
(ノック)
スバル「ユイ、シュウの部屋にいるんだろう? 出てこい」
シュウ「――ったく、何の用だアイツ」
スバル「そこに居るんだろ? 分かってんだ。シュウ、開けろ、そうじゃないとこの辺ぶちこわすぞ」
(シュウは渋々とドアの方のに向かう)
シュウ「――はぁ、入れよ。お前に物を壊されて父さんに怒られるのは勘弁だからな」
(スバルはユイの方に出向く)
スバル「お前がシュウを連れて行ったのを見て、な。どうせ、お前がコイツに何かされているんじゃないかと思ったら案の条だ」
スバル「さあ、俺の手を取れ。俺だったらお前のことを可愛がってやる。そんなやつよりな」
(シュウは隙を見て逃げようとするユイの手を押さえつけつつ、スバルをじと、と見る)
シュウ「お前さ、年下のくせに年上の人のモノとるわけ? 自分の立場わかってんの?」
スバル「コイツは俺のモンだ!」
(シュウの手からユイを奪おうとするスバル)
シュウ「俺はね、コイツのことは寝心地のいい抱き枕でいい血をくれる存在程度にしか思ってないんだけどね……」
(スバルに耳を近づけ冷やかすシュウ)
シュウ「さてはお前、本気でコイツに惚れてたりするんだ?」
スバル「〜〜〜っ! 黙れ!」(赤面するスバル)
(壁を壊し、シュウを攻撃しようとするが躱される)
スバル「くそっ!」
シュウ「おお思春期のぼっちゃんは怖い怖い。カルシウム不足してるんじゃない?」
(怯えるユイ)
スバル「――……」
(ユイに近づくスバル)
スバル「――お前、怯えているのか?」
(必死で首を振るユイ)
スバル「やめろ、馬鹿。嘘だって丸わかりだ。むきになっているお前は可愛いな」
(急に恥ずかしくなるユイ)
スバル「そう、お前の血も特別だ。血を吸うための道具としか考えていないコイツなんかと俺は違う」
シュウ「スバル。そういう甘ったるいセリフ聞いていると疲れるし、サブイボたってくるからやめろ」
(ユイを見やるシュウ)
シュウ「それにマゾのコイツがそういう飾り立てた言葉だけで喜ぶわけないだろう? もっと直接的な快楽が欲しいんだよ、そうだろう?」
(黙るユイ)
シュウ「だんまり……ね。いいよ。そんな態度していると、俺も別に何もしてやらないから」
(放置されることが怖くなるユイ)
シュウ「――何? 放置されるのが嫌なの? だったらさ、ほら、お前、自分のいいように動いたらどうだ?」
(シュウの言っていることに混乱するユイ)
シュウ「俺達を疲れさせないでくれよ」
(達、というのはどういうことか、と聞くユイ)
シュウ「俺と、――ほら、そこにいるスバルも加えてやれって言ってんの」
スバル「――くそ、お前、人をオマケみたいに言いやがって――」
シュウ「まあ何だって良いだろ。俺だって些末事で喧嘩するのは面倒だしね。羞恥プレイの一環としては、ドMのこいつにとっても有りだと思うけど?」
(それでも躊躇うユイ)
シュウ「アンタ、躊躇ってんの?」
(そうだ、と言うユイ)
シュウ「ふぅん、別に良いけどさ、じゃあ昨日俺とアンタが何したか言っちゃうよ? 教会で――」
(ユイは慌ててシュウの口を塞ぎ、やります、と言う)
シュウ「最初からそうすれば良いんだよ。さ、スバルに何かやってやれよ」
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