ディアラヴァ
□You are bullish*
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(ユイは部屋にいる)
着信音「プルルル……」
ユイ「?!?!」(跳ね上がる)
(発信元「ライト」とある。ユイは発信先の主を恐れている)
着信音「プルルル……」
(ユイは相手が諦めてくれることを願っていたが、着信音は止まない)
(ユイは諦め、おそるおそる携帯電話を手にとる)
ユイ「も……もしもし?」
ライト「やあ、ビッチちゃん?」
ユイ「こ、こんばんわ」
ライト「はい、こんばんは。も〜コール出るの遅すぎだよ、会いに行こうかと思ってたよ……なんか元気ない?」
ユイ「だ、大丈夫です、何でもないです!」
ライト「そ〜んなこと言わないでよビッチちゃん、落ち込んでいたら僕が慰めてあげるのに、心も体も……ね?」
ユイ「だから大丈夫ですって……!」
ライト「いいっていいって遠慮しないで、君の部屋に行くから、待ってて?」
(携帯が切れる)
(ユイはライトが来るまでに部屋から逃げようとする)
(自分の部屋のドアを開けようとしたその時!)
ライト「あれぇ? ビッチちゃんだ」
(部屋のドアで待ちかまえていたライト)
ユイ「!!!」
(ユイの右腕を掴むライト)
ライト「どうしちゃったのさ、急に部屋から出ようとして?」
ユイ「あ……」
ライト「もしかして電話しちゃったら、僕に会いたくなっちゃって仕方なくって外に出ようとしていたの?」
ユイ「……」
(ユイは恐怖で目を見開いたまま)
ライト「その気持ちは嬉しいけど、『行くから、待ってて?』って言ったら、ちゃぁんと待っててくれないと駄目じゃない? 入れ違いでもしちゃったら大変だよ?」
(ライトが声の調子を低くする)
ライト「ああそれとも、君はそんなことしないと思うけれど、まさか『ここから逃げよう』とか思っていた? そんなことないよねぇ?」
(ライトは声の調子を戻す)
ライト「まあどうでもいいや、そんなことは。さあ、君の部屋に入れさせて貰うよ」
(ライトはユイの部屋に入っていく)
ライト「ちょっと君、君も入っておいでよ……なんでそこから動こうとしないのさ? そんなに僕と一緒にいるのは嫌?」
(ライトはドアに戻り、ユイの目の前に近づく)
ユイ「!!!」
(ユイは逃げようとするが、ライトの腕がユイの腰にまわって拘束される)
ライト「は〜い、じたばたしないの。君は今日僕と一緒にいるの、分かった?」
(にっこりするライト)
ライト「あ〜いいねえ、その嫌がった顔。最高だよ」
(じたばたするユイをお姫様だっこでユイのベッドに連れて行く)
ライト「ふふ、捕まえた。どうやって君を頂こうかな〜」
(ユイはライトを殴ろうとするが強い力で手を止められる)
ライト「あ〜あ、ダメダメ、そんなか弱い力じゃ無理だよ。そんなんで反抗しているつもりなのかな? 可愛いねえビッチちゃんは」
ライト「でも……」
(ライトはネクタイをほどく)
(ユイの両手をネクタイでベッドの柵に括り付ける)
ライト「ああ、いいねえ。僕のネクタイの黒が君の白い肌に映えているよ。安心して、そんなにきつくはしていないから、さ」
ライト「その恰好だと、腕を上にされているから、両脇が空いているね」
(ライトはユイのシャツのボタンを外す)
ライト「ああ……なぁんだ。なんだかんだで君も興奮しているじゃないか。空気の中の汗の匂いがそうだって分かるよ」
(ライトはユイの左脇を舐める)
ユイ「!!」
ライト「ふふ、ビッチちゃん、身体を跳ね上がらせちゃって、そんなに良かったの?」
ユイ「そんなことない……!」
ライト「しゅるっ……(ユイの左脇を舐める)」
ユイ「ぁっ……」
ライト「ふぅん、じゃあ、こっちはどうかな?」
(ライトはユイのスカートをめくる)
ユイ「やめて!」
(ユイは股を閉じようとするがライトの足が挟まれる)
ライト「そうやってささやかな抵抗を試みてみせるのも可愛いね?」