☆ドリーム☆

□氷菓 私気になります!
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「私気になります!」

奉太郎「・・・は?」

きた。

俺は1週間に一回はこのセリフを聞いている

「最近胸が苦しくなるんです

ぐーというかぎゅーというかきゅーというか

んーーーもうわかんないんです!」

奉太郎「俺は知らない。」

俺たちがこの部活に入ってからいろいろあったが、最近は落ち着いていた

と思っていたらこれだ。

「私は何か変なものを食べたのでしょうか!?」

奉太郎「いや・・・。うん・・・。」

「昨日食べたものは・・・。

 そうです!肉じゃがです!親がいなかったので自分で作ってそれで・・・。」

とてつもなく、いや絶対に何か起こる

そんな予感がした

「折木さん!私が変な作り方していないかちょっと見ていただけませんか?」

きた・・・。

でも少しでもといれるなら。

最近俺は気づいた。名無しさんといると落ち着く

振り回される生活も薔薇色の生活も悪くないのかもしれないと思えてきた。

奉太郎「あぁ。いいよ」

ー調理室ー

「あとは鍋だけですね」

運悪く手の届かない頭の上の棚にあるため

椅子を使って名無しさんが取った

とその瞬間ぐらっと椅子が揺れたと同時に

名無しさんの小さな悲鳴が聞こえ上から名無しさんが降ってきた。

気づいたときには俺は名無しさんの下になっていた

「すいません!私の不注意で!」

ん?なんだこれ

俺まで苦しくなってきた。

なんだこれ

「折木さん?」

名無しさんが俺を覗き込んだ

その瞬間苦しさが倍になった

そうか、わかったぞ

これは恋か・・・?

「折木さん、私は折木さんといっしょにいると苦しくなるんです。

知り合いに聞くとみんながみんな「それは恋だ!」というんです。

これは恋なのですか?」

奉太郎「俺も、俺もいまとても苦しい

   そうだ。これは恋だ。
 
   俺はお前が好きだ。」

「じゃぁ私も折木さんのことがすきなんですね!」

俺は恥ずかしくなってうつむいていたら

名無しさんが抱きついてきた

「なんかこうしたら胸が苦しくなくなりました」

奉太郎「そうだな。」

俺も抱きしめ返した

これから薔薇色生活が忙しいだろうな。
 

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