MAIN
□お邪魔します
1ページ/3ページ
二人が帰っていると突然雨が降ってきた
「やばっけっこう降ってきたし!!」
「高尾いったん俺の家にくるのだよ」
「へっ!?」
「俺の家の方が近いからな」
「わ…わかった」
そうして二人は緑間の家へやってきた
「とりあえず俺の部屋へ行くぞ」
「うん……」
高尾は緊張していた
なぜなら今日初めて緑間の家へ来たからだった
「(真ちゃんの部屋やっぱり綺麗だな…すげー片付いてる…ってか真ちゃん平然としすぎ…)」
自分ばかりが意識しているのが気に食わなくて
あえて高尾は緑間に言ってみた
「なんかさ、お家デートみたいじゃね!?」
「…みたいというかそうだろう」
「〜〜っ!」
高尾の作戦は失敗だった
「飲み物でも持ってくるちょっと待っていろ」
「あっお構いなく…」
すっかり相手のペースに巻き込まれてしまった高尾
部屋で一人になって更に落ち着きがなくなってしまった
「真ちゃん…マジで何とも思ってねぇのかな…」
ついそんなことも考えてしまった
「俺ばっかり意識してるとか……寂しいじゃんかよ」
そこへ緑間が部屋に戻ってきた
.