お題小説

□単純明快、答えは恋
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次の日

「笠松、聞きたいことがある」
「ん?なんだ」
「まぁ……こんなとこじゃアレだし帰りな」
「…?一体何聞くつもりだよ」

森山は笠松を自分の部屋に招いた

「笠松、単刀直入に聞くぞ」
「おっおぉ……」
「黄瀬のこと、どう思ってるんだ?」
「えっ…………」

森山からしてみれば笠松と黄瀬がどうなろうと知ったこっちゃないが、

(もし…黄瀬が…小堀が言ってた様に我慢しているんだとしたら…………黄瀬が可哀相だろ)

せめて笠松がどう思っているのかが森山は知りたかった

「どうなんだ?笠松」

しばらく黙っていた笠松が口を開いた

「あの…な…前までは黄瀬はただの後輩の一人だった」
「あぁ」
「でもな、最近おかしいんだ俺…」
「うん」
「黄瀬を見ると…俺が俺でなくなっちゃうような…変な気持ちになるんだ
森山はこの気持ちが何なのか答えを知っているか……?」
「そんなの……」

森山は教えてあげた


単純明快、答えは
気付くの遅すぎ


END

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