カカシ愛

□約束
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…にしても最悪だよ。
女連れだった上に、遊んだ女と間違えるとか。
自分の素行が悪いのが悪いのだが…

カカシ「どーするかねー。オビト?」

慰霊碑に語りかける。
さぁーっと心地良い風が吹き抜けていった。

カカシ「自業自得って?はは、だよね…」

ーカサッー

人の気配に振り向くと、

「…………。」

気まずそうに俯いたさとこちゃんが立っていた。

カカシ「あ…えっと、おはよう?」

「…おはようございます…」

カカシ「ここに…用事?」

「…お花を…10年も来れてなかったので…」

カカシ「そっか…」

よく考えなくても分かること。
何聞いてんだか。
まぁー目も合わせてくれないし。
俺の横に来てそっと花束を置く彼女。
カサブランカの香りが心地良い。
慰霊碑を見たまま黙っている彼女。
誰かに…先生に…語りかけているのだろうか。
お互いに無言のまましばらく経ち、彼女が落ち着いたであろう頃に声をかけた。

カカシ「…今日は、忍虎は一緒じゃないんだね?」

「…はい。コロもシロも…今日はうちに…」

カカシ「あの白虎がよく懐いてるね。」

「…小さい頃から一緒にいるので…」

必要最低限の返答。
つれないなー…。

頑張れ俺!
目標は汚名返上!
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