Flowers‐フラワーズ‐

□*いちご*
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兄さんはいつだって僕を守ってくれた。

背も小さくてハッキリしない僕は、よくいじめの標的にされた。

怖くて怖くて、やめてって言いたいけど、それすら怖くて。

涙を流してされるがまま。

そんな時助けてくれるのは、いつも兄さんだった。

いつも助けてくれる、広い背中が、

僕は大好きだった。

きっともうすぐ。

あと少ししたら兄さんが来てくれる。

そればかり考えていた。


幼い頃から兄さんは僕のヒーローだった。
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