さよならの時

□XI
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昔からあたしは嫌われ者だった。


この見た目のお陰で、蔑まされ煙たがられ…あたしは独りだった。



孤独。


あたしは孤独に馴れすぎていた。

だからこそ、あの人の優しさを受け入れる事が出来なかった。


あたしを救ってくれたのはあの人なのにね。




***






村塾でもあたしは独りだった。
…いや、
独りでも、孤独ではなかった。

彼と、彼女がいたから








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