さよならの時

□XI
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「なんだ…これ…」



大量に書かれていた【ルート】と言うもの

それは【いつ】【どう】行動するかによって結末が変わっていた



「……本当にわからないのか?」



確かめるような土方の声に頷く


銀時にはどういう意味か全く理解できなかった


「……わかんねーなら仕方ねぇよな…」


「……は?」


「なんでもねぇ
…ただ、俺には予想がついたってだけだ」


その言葉に銀時は目を見開いた


「どういうことだよ」



食い気味に聞く銀時に、土方は言った














「時間移動してんだよ」





大真面目に言われた一言に、銀時はため息をついた






「………お前とうとう頭イカれちまったのか」


「そうでもしねぇとコレは説明できねーだろ」

「………」





























――――雅?




ユリ、






―――――なに、してるの?







あたしは、
ただ、


あなたを、悲劇にしたくなかった









―――………。




ねえ、
ユリ。

どうして、
なにも言ってくれないの





あの時も、

ねえ、
ユリ





















―――雅、ちがうよ。


―――私は、



―――そんなこと、望んでないのに




――――雅、ちがうよ
















もうなにも
わからないよ





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