さよならの時
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「敵が多いからって怯んでんじゃねぇ!!さっさと突っ込むぞ!」
「し、しかし雅様!この人数では…」
「そうです!ユリ様もいないのに、勝てるわけが…」
「……お前ら…!」
おかしい
「ユリ様がいないんじゃ勝てるわけがねぇよ…」
「六華はユリ様がいないと…」
シナリオが、
話が、変わってきてる
「ユリ様がいれば、」
「ユリ様が」
こんな、こんなはずじゃないのに
どうして、
「……ッいいから行くわよ!!」
ここで足を止めることはできない。
ここでやめたら、
またユリが死んでしまう
またあたしが、
ユリを殺してしまう
どう、すれば