さよならの時
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ユリと雅が銀時達から離れたのは、高杉の率いる鬼兵隊が活躍し始めた頃だった。
元々二人はあまり大勢の中で戦う、と言うことはしなかった。
銀時などと少数精鋭で暴れ回るのを主流にしとおり、2人で一組織を潰した事もあった。
背を合わせる事も躊躇うほど、2人は同志である他の男を避けた。
それまでに個人で戦う事にこだわったのは2人なりの理由があった。
周りから女と言うだけで疎まれていた事に居心地の悪さを感じていたのもあるが、
いくら同志と言えど、寝込みを襲われないと信じきる事は出来なかった。
あの戦いで、2人はあまりに異端だった。