short story

□じゃんけんごっこ
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「ふははは!またあたしの勝ちじゃぁぁぁ!」


始めのうちは僕が負けて【あげる】
勝負はメリハリがあった方が楽しいし、なぜだか、僕には彼女が次なにを出すかうっすらだけどわかるんだよね


「はいはい…うわぁさむ…」


「総司くんが負けたのが悪いんだもんね」


ネクタイ、カーディガン…と順番に脱いでいき、Yシャツも脱ぐ

もう上半身は何も着てないわけだけど…
この状況で優嘉ちゃんが恥ずかしがらないわけがない


「…ねえ、どうして顔背けてるの?」


「は!?別に?背けてなんかないけど?」


「ほんと?」


「ちょっ…総司くん近い近い!!」


ちょっと近づいただけですぐ真っ赤になる。
かわいいとは思うけど…他の男にそんな顔してないか心配だなぁ…


「だから…離れてってああああもう!
いきなりいくよ!
アウト!セーフ!よよいのよい!」


優嘉ちゃんはグー


僕は…


















「あ、勝っちゃった」


「な…」


絶句する優嘉ちゃん

ちなみに彼女の服装はブレザーセーターシャツ…と、キャミとブラかな。


「じゃ、スカートから脱ぐ?」

「バカじゃないの!?
ブレザーから脱ぐに決まってるでしょ!」


ちなみにこの野球拳には勝ったら服が着れる。なんてルールはない。
つまり、どちらかが裸にならないと終われないんだよね


「……ふふ、
じゃ、次いこっか」


「総司くん、その真っ黒な笑い怖いよ…」






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