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□優しい温もり
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にこにこしながら説明してくれたコノハ。
でも身震いをしているのを俺は見逃さなかった。
「コノハ、おいで?」
毛布をめくり戸惑うコノハを迎え入れる。
そして体温の下がっている体をぎゅっと抱きしめた。
「シンタローあったかい…。」
やわらく微笑みながらスリスリと擦り寄ってくるコノハがとてつもなく愛しくなって俺は一層強く抱きしめた。
そしてしばらくするとコノハの寝息が聞こえてきた。
俺はコノハの耳元で「ありがとな…。」と呟いてそしてたまにはこんな朝があってもいいかもしれない、と思いながらまた眠りについた。