その他

□想いを綴る
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※明久が教師やってます
バカテスのキャラは明久と康太のみしかでてきません


「これで、今日の授業をおわります。」

先生はそういって授業を締めくくり、その後、先生は思い出したように話し出した。

「えっと、それから今週末ノートを提出して貰うのでしっかりまとめて置いてくだちゃっ…」

・・・・・噛んだ。

きっと、クラスにいた全員が思っただろう。
先生は噛んだ後、恥ずかしさのあまりに顔を真っ赤にして教卓の下に潜り込んだ

「…〜っ!」

「せ、先生頑張って!」

教卓の近くにいた生徒が、教卓を覗き込み先生を励ます。
先生は、「うぅ…、ありがと…。」と、少し恥ずかしそうに答えておそるおそる顔をだす。

「と、取り敢えず準備しててくださいっ。」

そして、顔をだした先生はそれだけ言うとダッシュで走り去っていった。

「吉井先生って本当可愛いっ!」

「今回で何回目だっけ?」

「さあ?でも、吉井先生ってこう…、憎めないってかなんていうか、守ってあげたくなるよな!」

クラスの男子と女子の話し声が聞こえてくる

吉井先生は、産休で休みの月島先生の代理の臨時教師だ。もうすぐ三十路なのにそうえない位の若々しさで(童顔ともいう)
女子に人気がでるくらいのカッコいいのに、性格は、ドジというか、鈍いというか…。
とにかく、すっごく可愛いくて、現在では男子にも人気があり、男女問わず凄くモテる。

それに、授業は分かり易すく、いつもニコニコしていてで気取っておらず、そろも、人気の1つだと思う。


「・・・・・でも俺も他の奴らの事言えない。」


ボソッと呟いた声は誰にも聞かれる事なく、教室の騒がしさに飲み込まれていった。





家に帰ると、日本史のノートを開いて確認する。

吉井先生の授業は楽しいし、
分かり易いから、ノートはしっかりとってある。だから、問題はないと思う

念には念をと思ってもう一度、しっかり確認した。



その後、


俺は少し悩んで、



ひとこと、

好きです、とノートに書いてみた



その後、静かにノートを閉じ
そのノートを大切そうにしまった



(・・・・・・・・どうか、

この想いが、
貴方に伝わりますように・・・)






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