長編

□2.5:カラオケでの攻防
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〜in カラオケ〜

「よっしゃ!!カラオケだっ!ふぅ〜っ歌うぞぉ!!!」


…どんだけテンション上がってんだよ、あいつ。…まぁ久しぶりにきたし分からなくもないんだが…やっぱり上がり過ぎだろ…


「なんだよ颯斗っ!!その引いた目はっ?!」


…いや、ねぇ?


「え?シカト?無視?…ぐすん」


「まぁ、いいや何歌う??」


「え、また無視?」


「まぁとりあえず、…なんか歌え。」


「急だね…まぁ歌うけど、何歌って欲しい??リクエスト受付中だよ!」




「じゃあ無難に好きなうた歌えば?」


「…リクエスト募集した意味………?」


思い付かないものは無理だ。


「もう、じゃあこれにしようっと。…はいっ、颯斗も歌いれといてね。それと採点やってもいいよね?」

「ん、Thank you。」


「…無駄に発音いいね。あっ、始まった」


「ふぅ、何点かなぁ?」

ドゥルルルル、ドゥドゥン!!

「やったぁ!!86点だって!流石俺っ!!!!」


………

「颯斗っ86だって!褒めて褒めて!」

「はいはい、凄い凄い。流石隆だな」

「へへっ、そうだろ!さてこの後に歌う颯斗くんは何点採れるのかなぁ?」


ふっ、あんなに顔緩んで可愛い奴だな。
まぁすぐ引きつるだろうけど、


「じゃあ俺の番だな。」

「何歌うの〜?んー、俺知らない曲だなぁ」

ドゥルルルル ドゥドゥン

「ふっ当然だな」

「…きゅ、96って…」

「なんだよなんだよっ!!何でそんなに高得点なわけっ?!ずるいっ!!」

ずるいって…


「こんにゃろっ、勝負だっ!!10こ歌って得点が高いのが多いのが勝ちね!!」

「もちろん罰ゲームはあるよな?」

「ぐっ、じゃ、じゃあ負けた方は勝った方の言うことを何でも一個きく。これでどう?」

「それでいいよ。じゃ始めるか」



そして歌い終わり〜


ま、
「当然?だよな」


「うぅ〜くそぉ、一個も一個も勝てなかった…」


「じゃあ罰ゲームだな、覚悟はできてるか?」


「っ!…はぁ、よっしゃ!!どんと来い!!



「…キスして、」


「ぇ……?」


「だから、キス。俺にキスして」



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