ハロック家族パロ

□☆☆Yes,attention☆☆
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ある日のこと。

ごく普通よりハイレベルの奥さんロックオン・ストラトスさん、略してロクさん宅に、
お隣に引越して来た公務員グラハム・エーカーさんが、
番台ハムのギフトセット持参で御挨拶にやって来ました。

「態々すみませんねー………?何だ?」

自分に注がれている『雄の視線』をいぶかしんだロクさんが眉根をよせる、と同時にお隣さんはケダモノと化した。

「抱き締めたいな奥さん!」
「グッ…!」

いきなり抱きつかれ受け取った箱で胸骨を強打するも、ロクさんは直ぐ様反撃に出る。

「ってえな!何すんだアンタはァァー!」

ロクさんは正面から胴締めをされた状態でも、相手の腕の内の空間を利用し、自分の腕を引き抜き、両手をグラハムの顎と頭頂部に置いて顔を捻りながら背中側に崩した。
グラハムは海老反りになりながらも不敵に笑う。

「身持ちが堅いな奥さん!」
「アンタよくこの状態で声出せるな……」

ロクさんが呆れ果てた隙を突き、身を翻した隣人は、ロクさんの両手首を掴んだが、互いにノーガード状態。先手必勝とばかりにロクさんは鼻への頭突きと膝関節への蹴りをお見舞いした。
これには流石に怯んだかと思われたグラハムだが、しかしまだロクさんの左手首を掴んだままだ。
それでもロクさんは冷静に掴まれた自分の手をパーに開き、相手の握力が弱まった隙に掌を水平に向け、相手の指の隙間から自分の手を引き抜く。
しかし今度はハム太郎は素早くロクさんの背後に回り後ろから抱きついて来た。
両肩を押さえられた状態でもロクさんは冷静かつ迅速に足を前後に開き、しっかり胸を張り、密着していた相手との間に隙間を作り思いっきり両腕を下から上へバンザイな勢いで上げ、相手の腕を外した。
それでもグラハムは諦めない。

「私は我慢弱いのだよ奥さん!」
「このしつこさは異常だぞ!」


どうするどうなるロクさん!!?
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