■借金を上手に返すには


返済の方法によって、返済総額や毎月の支払い額が大きく変わってくるので、自分に合った返済方式で上手に返済していくのが大事です。

◎主に住宅ローンなどの大口融資を受けた際の返済方法

「元金均等方式」---元金に対して毎月の利息を上乗せして払う返済方法。
返済額は残額によって変わるので、返済していくごとに利息が減り、全体の毎月返済額は減っていきます。

メリットとして元利均等方式より返済期間が短く返済総額を抑えることができる事。

デメリットとして最初のうちは、返済額が多いので債務者に負担がかかるという事。

「元利均等方式」---毎月の返済額は一定で、借入元金に対する利息に応じて、返済額に対する元金の充当金額が変化する方式。
変動型金利の場合、金利によって返済額が変動します。

メリットとしては返済額が一定なので返済計画が立てやすいという事。

デメリットとしては元金均等法式よりも元金の返済が遅くその分利息も増える事。

◎主にクレジットカードや消費者金融など、小口融資を受けた際の返済方法

「一括払い」---元金と利息を一括で返済する方法。
ボーナス月に一括して返済する「ボーナス一括払い」が有名。

「リボルビング方式」---限度額の範囲ならば借入金の増減に関わらず、毎月の返済額が変わらない方式。便利ですが、債務者は計画的に利用する必要がある。

メリットとして複数回借入しても返済額が一定なので毎月の負担が少ない事。

デメリットとしては借り入れた分返済期間が延び借入金の残高が把握しにくい事。

●元金定額リボルビング方式
毎月の支払い額の元金充当金額が固定され、借入残高に応じた利息との合計額を支払う返済方式。

●元利均一リボルビング方式
毎月の支払い額は定額のリボルビング方式となり、借入額に対する利息から、毎月支払う利息分を定額とし、残りの支払い額が元金に充当される。

●元金定率リボルビング方式
借入残高に対して、利息を含んだ定率の金額が、毎月の支払い額となる返済方式。

「残高スライドリボルビング方式」---借入残高に応じて、返済額・元金と利息の割合が変動する返済方式。変動(スライド)するものにより、以下の3つに分類される。

メリットとして毎月の借入残高に応じて負債者が返済額を設定して返済できる 事。

デメリットとして返済額が少ないほど返済期間が延びその分利息が増える事。

●残高スライド元利定額リボルビング方式
残高スライドリボルビング方式において、借入残高の変動に応じて利息を含む返済額が変動。
最も多く採用され、単純に残高スライドリボルビング方式とも呼ばれる。

●残高スライド元金定額リボルビング方式
毎月の支払い額は定額のリボルビング方式となり、借入額に対する利息から、毎月支払う利息分を定額とし、残りの支払い額が元金に充当される。

●残高スライド元利定率リボルビング方式
残高スライドリボルビング方式において、借入残高に応じて定率が変動する返済方式。

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