ロイド部屋
□hollow
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なんでもないよ
うん、なんともないよ
hollow
「あ、ロイドさん」
「おやあスザクくん、こんなところでデェトかぁい」
「い、いえ！そんなんじゃ…」
ブリタニアの門の前で、立ったまま話をしているお二人さん。
偶然見かけて、声をかけた。
スザクくんはブリタニアのオレンジ色の軍服。
そのすぐそばにいるのは、アッシュホード学園の制服を着た…
「こんにちわぁ、お嬢」
「どうも」
ってほんと一応挨拶してるって感じ。
「ど〜う？ちょっと中に寄ってかない？」
「いいんですかロイドさんっ!?」
「遠慮しとくわ。データ取られるのもパーツにされるのも嫌だし」
と、嫌味たらしく言われちゃった。
「あはー、バレちゃったかあ〜」
「隠す気ないでしょあんたは…。じゃ、私はこの辺で」
「え〜もう帰っちゃうのかーい」
「用は済んだからね」
「あ、うん…あ！ちょっと待ってさやか！」
小さく手を振って、背中を向けた彼女を追いかけて、呼び止めるスザクくん。
少し離れた二人は、なにを話しているか聞こえないけど、楽しそうに笑ってる。
…