ロイド部屋

□life
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お嬢が特派の用心棒になって暫く。

僕は反対だよ。

なのにあの子は、ほんと…






life







コンピューターの画面に映し出される顔。


「準備オーケーです」


膝丈の、紫と赤の着物を着たお嬢が言う。


左耳には通信機。


そして左の目を覆うように、透明の新型通信機をしてる。



もちろん僕が作った傑作だよ〜


「気をつけるんだよ死んじゃダメだよケガしたらすぐに言うんだよ〜!」

「私は子供か」


ぷっと笑うけど、笑い事じゃないよぉ


「500m範囲に敵反応なし。恐らく先に潜んでるわ。指示を仰いで慎重にお願いします」

「イエス、マイロード」


セシルくんの声に従って、お嬢が走り出す。



この特派の研究室から遠ざかる。


「ああ〜大丈夫かなぁー」

「ロイドさん、少し静かにしてください」

「いいじゃない〜新婚なんだから、多目に見てよぉ」

「前方100m付近に敵接近。5人、うち3人はマシンガンらしきもの所有。散らばりなし。一気に攻めよ」

「りょーかいっ!」


あああ〜



なんかすごいことになってる〜



画面が、ああっ



お嬢が斬ってる斬ってる



ああっ、なんかいっぱい武器持ってるのいるよ〜!


「ロ・イ・ドさん!」

「えぇっ?なになに?」

「全部声に出てます」


そんなこと言われても〜
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