テニスの王子様

□君は僕のもの
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いつからだろう?君のことが気になるようになったのは…

いつからだろう?君のことを愛しく思うようになったのは…

いつからだろう?君を独り占めしたいと思うようになったのは…

いつから…


君は僕のもの


「薫ちゃん、今日もかわいいにゃ〜Vv」フェンス越しに乾とラリーを続けている海堂を、しまりのない顔で見つめながら呟いているのは菊丸英二。

彼は最近その可愛い後輩、海堂薫に告白し二人は付き合い始めたのだった。

それからといもの、菊丸は朝から晩までずっとこの調子だ。

それを海堂Loveな他のテニス部レギュラーがほうっておくはずがない。

「英二、それいいかげんやめたら?すっごくウザイ。」

隣にいた不二が黒い微笑みをたたえながら言う。

何を隠そう彼も海堂Loveのうちの一人だ。

「にゃんだよ、不二!俺が告ろうか迷ってたら、『言うだけ言ってみなよ。じゃないと英二の気持ちはいつまでも伝わらないよ!』って背中押してくれたのは不二じゃんか!!」

「それは、絶対英二は振られると思ってたからだよ。敵は早めに潰しておいたほうがいいじゃない?」

「にゃっ!?」

菊丸はもう絶対不二には相談しないと心に決めた。

「まぁ、最終的には海堂は僕のモノになるけどね。今は、ちょっと勘違いしてるだけだよ。僕がすぐに正気に戻してあげる。」

不二はコートにいる海堂を見つめながら黒い笑みを浮かべた。



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