テニスの王子様
□君は僕のもの
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「にゃ〜!!絶対薫ちゃんはあげないもんっ!!」
そんな不二に怯えることなく「べーだっ!」と舌を出す菊丸。
「ふんっ、そう言ってられるのも今のうちだよ。ほら、あれ見てみなよ。」
そう不二が言うほうを見てみると、さっきまでラリーをしていた海堂が今度は乾にフォームを教えてもらっているようだ。
しかし、傍から見ればそれはセクハラにしか見えなかった。
乾は海堂を後ろから抱き込むようにその細い腰に腕をまわし、もう一方の手で海堂の白く細い腕を掴みフォームのやり方を教えていた。
「にゃ〜〜っ!!イヌイ〜!!ひっつきすぎ〜〜!!!」
それに気付いた菊丸は、顔を青くして叫びながら海堂達の所へ猛ダッシュしていった。
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