だぁ!だぁ!だぁ!
□跳び越えて
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□□□□□
「………。」
「………。」
下校中のコツコツという革靴の音だけが響く。
(沈黙が 痛い…。)
どうしようもなくキョロキョロしていたら、目の前に例の未夢が告白まがいなことをした公園が見えてきた。
「ちょっと寄っていこーぜ。」
声が少し震えていたかも。
でもなるべくいつも通りにできたはずだ。
未夢が戸惑いながらも頷いたのを見て公園内に足を入れた。
「ほら。」
そう言って缶ジュースを渡す。
プシュッと缶を開けて飲む未夢の隣に座った俺も、コーヒーを口にした。
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