別世界の硲

□キョンの苦労(…と―編)
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ある日曜日…毎度お馴染みの不思議探索という最大級に俺の財布に迷惑なイベントに渋々向かっていた時のことだ…



キョン「くそっ!!なんでチャリがパンクするんだよ!!」


愚痴を言っても始まらないが…何故か今日に限って自転車のタイヤがパンクしやがった…


キョン「こりゃあ完全に遅刻だな……」


あぁ…サヨナラ俺の諭吉さんまた会える日を楽しみにしてるよ


キョン「とりあえずハルヒに…」


くいっ……


キョン「ん!?」


俺は服を引っ張られた感じがしたのでそちらを振り向いた


九曜「━━━━」じぃ〜


キョン「お前は……確か佐々木の……」


九曜「九曜━━━━」


相変わらずだな…などと考えていると変な沈黙が流れたが、ありがたいことに先に九曜が口を開いた


九曜「━━ここは……どこ?━━━━」


キョン「は?…お前迷ったのか」


九曜「━━━━」じぃ〜


キョン「九曜?」


九曜「━━やっぱり━━」


キョン「やっぱり?」


九曜「━━あなたの━━瞳は━━とても━━━きれいね……」


状況を理解しているのだと思い聞き返したのだが…

前回同様…パーフェクトに無意味なセリフを吐きやがった…
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