★短編小説部屋★
□ある日の午後
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いつもありがとう。
それだけじゃ足りない私
では
足りない分はどういたしましょう?
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プラント・アプリリウス
執務室ではいつものように公務におわれる最高評議会議長のラクス…そしてイザークがいた
「あら?今日の午後からはスカンジナビア王国よりお客様がいらっしゃるのでは?」
ラクスの問いにイザークは応える
「その予定でしたが、あちらのシャトルに不備がみられまして…本日は来られないとの連絡を受けました。」
「あらあら、では今日の午後はオフですわね♪」
「まぁ…ラクス様は公務が忙しくお休みになりたい気持ちはわかりますが…オフにはできません。何せ書類は山積みな……!!!」
イザークが話ながらラクスの方を振り返ってみた瞬間……
すでにラクスは執務室から忽然と消えていた。
「ラクス…様……ξ」
う〜ん…
今からキラを誘って出かけましょうか?
でも
キラは今日、オーブに行ってまして帰って来るのは夕方でしたわね。それから外出は疲れますかしら?
考えがまとまらず自室に着くと、机の上にある1冊の雑誌が目に入った。
それは少し以前に訪れたミリィがラクスの部屋に忘れたものだった。
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