★短編小説部屋★
□ある日の夜
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いつもありがとう。
そんなこと絶対言えない私
じゃあ
言えないのなら
どうすればいい?
――――――――――
プラント
・アプリリウス
初めてプラントに来た私
『これは前にオーブに来てくれたお礼!私が来たかったわけじゃないんだから!!』
先日、
通信ではディアッカにはそう言った
『はいはい、わかってるよミリィ』
頷きながら応える
ちょっとだけ…
悲しそうに見えた横顔
……
「ミリィ!!」
彼はシャトル降り場まで迎えにきていた
「ディアッカ、会うのは久しぶりね」
「そうだな。俺に会えなくて寂しかったか?」
「何言ってんのよ!」
いつも通りの反応を返す
「おっと、ミリィ悪い!急な仕事が入って…;どれくらいかかるかメドがつかなくてさξ」
申し訳なさそうに話すディアッカ
「仕事ならしょうがないじゃない!早く行きなさいよ?」
「あぁ。じゃあ俺の部屋で待っててくれ」
「うん」
ディアッカは私を自分の家まで送り、鍵を渡すとまた急いで出かけていった。
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