V
ねぇ、いつだって貴方は命懸けで私を守ってくれたよね。
不安な時や悲しい時は、いつだって手を握って私を抱き締めてくれた。
貴方と過ごす時間は何より大切で愛しくて
不器用だけど溢れきる程の沢山の愛を貴方から貰った。
私ね、貴方に出会えて幸せだった。
だからね…―――
「さよなら」
その言葉を、いつかあなたへ告げる日が来たら
あなたは振り向かないで前へ進むと、どうか「約束」して。
今度は、私が貴方を守るから。
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