poem


□水澄
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蓮の葉と薄桃色の花が
浮かぶ水面鏡

触れたら簡単に
歪んだ世界は
夢の続きのよう

ずっとそばにいなくてもいいよ
離れたら忘れていいよ
大切なものはきっと
指の隙間から溢れてく

決して掴めない
水のようだね

ポタリと一粒
波紋をひろげたのは
花びらの涙
 

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