poem


□日記帳
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棚の片隅に隠れてた
幼い字で書かれた日記帳
色とりどりの出来事で
毎日描かれてる

今のぼくはうまくページを
埋められない
書きたいことを書けば
ひどく暗いものになって
結局ウソばかり

一番後ろに挟んであった
「願いが叶う魔法の紙」

一度きりの願いは
幼いぼくには大きくて
大事にしまって使わないまま

叶えたい望みならいくらでも
あったはずだけど
何かに頼って絶望するよりも
目標に変えて
動き出してみたい

あの日のぼくに叶わないことよりも
叶えることを教えてくれた
小さな魔法にありがとう

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