原作寄り短編小説+夢*2

□トリュフと甘い罠
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チョコは好きなのかな?
よくは知らないけど彼に似つかわしいトリュフを渡そうと思った。

表面のココアパウダーの苦さは彼の表向きな態度そのもの。
中身の温かいチョコレートは彼の心の暖かさ。

一つ味見をしてみたら心も身体も彼で一杯になった感じがした。

待ち合わせの時間の30分前に彼を待とう。

その時に冷え切った体は彼に温めてもらえばいいと思うのは勝手だろうか。それとも彼女ならそれぐらい望んでもいいのだろうか。


答えは出さないまま待ち合わせ場所に行く。徒歩5分、街の大きな電光掲示板付近で待ち合わせ。


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