小説

□照れ屋の健ちゃん
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「キスして…健。」
少し戸惑ってたけどキスをしてくれた私の大切な人。

閉じた眼を開けてみるとそこには子供みたいに赤面してる彼がいた。

「健…、可愛いね」
私はそう言いながら健の髪の毛をくしゃくしゃにする。
プッ…寝起きみたいな髪形になった健は可愛い顔してもっと赤くなった。
「や…やめろ//」

「健は可愛いなぁ…」

「…//」


「それでも‥健ってやっぱ野球やってる時が一番カッコいいわ。」


「…。」

「野球やってなきゃ健じゃないもんなぁ‥」


「…。」

「健…、何か言ってよ。」


「…好きだ。」

「野球が…?」

「おまえが」


‥正直今死んでも後悔なんてしないと思う。

それでも‥


死んでも死にきれない想いがそこにはあるよ。

絶対に消えないよ。

私が死んだって消えやしないから。

だから‥

ほんの少し‥

ほんの少しだけでいいから

このままで居させて下さい。


二人で笑いあえる。

それだけで幸せなんじゃなくて‥




それこそが幸せ。

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