小説

□表か裏か…
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体育館に足を運ぶ。
ああ…大好きな貴方がいないかなぁなんて。

嘘うそ

今日は遅刻により罰掃除。居る訳ないんだよねぇ…。あの理論整然としている眉村君が。


ん?

あれは…

ま‥まま、ままま眉村君!///
や‥あのどうどうしてこんな薄汚い体育館にこんなにも尊き貴方が!?


「今日は土曜日だぞ。」

え?

や‥え、

「え…きき今日学校あると思って………き、来ちゃった////」

「クスッ‥」

…あぁ、笑われちゃった///

「実は俺もなんだ。」

少し照れ臭いのか手で髪をくしゃくしゃにしながら横目で見る眉村君…何だかこのまま帰るのが勿体なくなってきた。


「あの‥どっか、寄ってかない?」

ああ‥カッコイイ眉村君は私がそう言うと眼を細めてまた笑った。

「そうだなぁ…」

無理かもしれないなぁ…実は初対面だしなぁ。
そう思いながら緊張していると目の前にスッとコインが差し出された。

「賭けてみないか?」




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