ささげもの
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桜咲く
「なぁおいザンザスっ!! 桜が咲いたよ! 」
滅多に自分から話しかけてくることのない少年が、この時ばかりは、誰かに話したくて仕方ないといった様子でザンザスの目の前に現れた。
早く早くと着物の裾を引く手は、小さく華奢だ。
触れてみたいと思ったが、そうすればこの少年はもう二度と自分の前に現れないのではと思うと、あといま一歩が踏み出せない。
「ほら、見ろよ! 綺麗だなぁ……」
綱吉が指差した先に見える桜は、なるほど確かに見事だった。
うっすら桃色に染まった花弁は、儚く美しい。
「そうだな…」
少年の言葉に素直に頷いてやると、嬉しそうに微笑んだ。
あの桜が好きなのだなと、一目でわかる。
「妬けるな……」
「え? 」
「いや、何でもねぇ」
「いっつもそれだ! 」、とむくれる様子があまりに愛らしくて、ザンザスは滅多に緩まない頬を緩ませた。
END
タタミメ様、大変お待たせしてしまってスミマセン;;
悩みに悩んだあげく、こんなのになりました;;
和風になってるのかなっていないのか、綱吉は結局なんなのか……私にもよくわかりませ(殴)
一応座敷わらしのようなものをイメージしましたが、ザンザスは別に裕福になってません…
こんなグダグダでもよかったらどうぞ受け取って下さいませ…(>Д<;)!!
ではでは最後に改めまして、リクエストありがとうございました!!!