SHORT
□ベイビーパニック
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ベイビーパニック
「……できちゃった」
綱吉が真面目な顔で言う。
思わず、飲んでいた麦茶を噴き出した。
「わっ、きたなっ…! 何してんだよ」
「ガハッ、てめ、が、おかしなこと、言い出すからだろが」
慌ててハンカチを出した綱吉から、それをひったくる。
「いや、だって、本当のことだし」
綱吉の眉がハの字に寄る。
―――あぁ、そうだ、こいつは、自分の考えを言葉に表すのが得意じゃない
一つ息を吐くと、ザンザスは、なるたけ優しく、綱吉に声を掛けた。
「…何があったのか、ゆっくり説明してみろ」
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