Fate小説

□山門と弓兵
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今日もあの男は来るのだろうか。あの嫌味で酔狂な男は………。




「やぁアサシン、今日も暇そうだな」
「………また来たのか?貴様も大概に暇なのだな。弓兵よ」
「むっ?何、私も別に暇では無いのだがな」
「なら来るな」


相手に伝わる事を願い溜め息を吐く。


アーチャーは最近、時間が有れば山門に顔を出す様になった。
初めては暇潰しに話しをしていたのだが今では―――――、


「今日は港でランサーと釣り勝負をしてな。いや、勝負にもならなかったが。まぁ戦い以外の勝負に興じるのも、良いとは思わんか?おっと、君が出来る事はキャスターとの口喧嘩だけか」


……と、華麗に私の神経を逆なでしてくる。
ランサーのアーチャー嫌いの理由が今ならよく分かる。
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