Fate小説
□港と海と男の聖戦
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………何だここ?
港と海と男の聖戦
今日も何となく港に来てしまった。
以前、もう此処に来ない。と港の隅に有るダンボールワカメに誓った筈だったのだが…。
「あーーー…何だ、………増えてる…な」
確かに以前居なかった奴等が、ランサーの横に陣取ってやがった。
「……何してるんだ?アサシンに葛木先生…」
アサシンはいつもの陣羽織では無く、着物を軽く着崩した姿だ。髪も結ってなく、一瞬誰か分からなかった。いや、アレはアレで様になってるんだが。
「おっ、坊主か!」
「ランサー」
「衛宮か…」
「先生………」
何だろう。先生のその服…どこかで見た様な服だ…そう、まるで━━━、
「釣り馬鹿日●?」
「……キャスターが用意してくれた」
だから着たのか?その服を……?これも一つの愛なのか?
「…いや、考えるのはよそう。ん?って大量だなランサー!」
いつもはタコや慎二の化身しか浮いてないバケツの中は、大物の魚で溢れていた。
「おぉ。さっきまでずっとボウズだったんだがな、この二人が来てから釣れ出したんだ」
よく見ると二人のバケツもかなり大量だ。