Fate小説

□クリスマスパーティー
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今日は12月25日。言う所のクリスマスの日に俺、衛宮士郎はクリスマスパーティーをしていたりする。
高校生がクリスマスパーティーをする…ってのは普通の事かもしれないけど、これが全く普通じゃ無かったりする。
…え?何でかって?簡単な事さ、パーティーの面子がサーヴァントやそのマスター達だからだ。



<クリスマスパーティー>



事を発端は凛だ。暇を持て余していた凛は軽いノリで「パーティー開かね?」と言ったのが元凶と言えば元凶だ。それを聞いたバゼットが本気にし、カレンが皆に伝えにたりもしていたな。

その話しを聞いた皆は、意外にも食い付いて来て「ならクリスマスパーティー兼忘年会ってのはどうだ?」と話しが纏まってしまった。(場所が俺の家になったのは、最早黙認するしか無いだろう…)


そして今、時計はまだ7の数字を示しているのだが、出来上がった酔っ払い共が増えて来た。


「って凛や桜も飲んでいるのか!?」

「あはははっ!気にしない気にしない!今日はクリスマスよ?クリスマスっ!!」

「酔って良い理由にはならないだろう…」


周りを見てみれば、女性陣の大半は酔いつぶれている。そりゃアレだけピッチが早かったら仕方無いか…。


それから部屋をゆっくり見回してみる。凛や桜の世話にテンテコマイのライダー、酔っ払って嫌に仲良くしているバゼットとカレン、何時もより(僅かだが)楽しそうな葛木先生と先生に寄り添ってるキャスター、外のバーサーカーに俺の作った料理を食べさせてるイリヤにセラにリズ、そして(嫌そうな)セイバーと酒飲み対決をしている(幸せそうな)ギルガメッシュ。

それで最後に、俺の前を陣取っているアーチャーとランサー、そしてそしてその二人に挟まれている…………アサシン。


アサシンに時間が掛かったのは、何時もと服が全く違うからだ。
最近街に出る時と同じ様なYシャツとジーンズ。…そこまでは普通だな。たが根本的に違うのが今日のマスター権を所有している眼鏡をかけている事だろう。
何でも、昨日のイブに子ギルがプレゼントをしたそうだが、これが知的な雰囲気を醸し出してよく似合ってたりする。
…………一応言っとくが、俺には眼鏡男子を見てトキメク様な属性は無いので悪しからず。
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