ごくつな
□初雪
1ページ/5ページ
「オレん家来ます??」
と獄寺君の声。
驚きながらも少し溜めてから答えた。
「…いゃ、やめとくよ。」
゚。*初雪*。゚
「どぅしてです??」
目を潤ませて聞いてくる。
「きっ今日はもう疲れたし、帰らないとみんな心配するから。」
「でゎ、一旦帰ってからで。」
「…ぇ。」
獄寺君の顔をチラッと見たら真剣だった。
「あ…ぢゃぁ一旦帰ってからね。」
「嬉しいっス。10代目最近元気ないみたいだったんで…。」
「そうかなぁ…」
(獄寺君オレのこと見てたんだ…)
「お、お邪魔しまぁす。」
「どぅぞ。くつろいで下さい。」
入った瞬間獄寺君のにおいがした。
獄寺君の部屋はシンプルだった。
リビングは白黒で統一されてた。
ガラステーブルの中に収納するスペースがあり、そこには沢山のアクセサリーが無造作に入れられいた。
どれもみんな格好よくて綺麗だった。
その後ろにはソファーがあり、上に掛け布団が掛かっていた。
(ここで寝てたんだ…)
「10代目お腹減りましたよね??何かお作りするんでリクエストして下さい。」
「ぇ…獄寺君に任せる。」