ごくつな

□heart
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トクン、トクン…

すやすやと隣で眠る10代目。
息の音が聞こえる近くに居れる。
そして、心臓の音が聞こえる。
伝わるくらいに触っていられる。

今、このオレが10代目の心臓をこの手でつかんだなら…
鼓動はすごく近く感じられるだろう。

この先、10代目はオレ以外の方を好きになり、オレ以外の方からも愛されるだろう。

1番恐れていたのはそれではない。貴方が敵の手によって殺されること…。
それが恐かった。

だったら…














 
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