□ブルーブルー
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僕は大きな空に手を伸ばしました。透明な願望書を差し出しました。目の前の柵をくぐりました、内容はこうです。

「あぁ、これでサヨナラです。大好きでした。先輩のすべてが好きでした。できるなら先輩の流した涙も瓶に詰めて永久保存したいくらい好きでした。
だから僕は鳥になりますさようなら。愛してます。」

あぁ、なんで俺はこんなにも狂っているんだろ、うか。そしてなんでこんなにも感動するラブレターが書けるんだろう、天才的。

あぁ、もう時間切れです助かりません。
最後に仁王先輩、お願いです。どうか丸井先輩を泣かせないでください。そんな事したら俺の心は、液体窒素でかちこちに凍ってパリンって割れちゃいます。どうか丸井先輩を泣かせないでください。

これで本当にサヨナラです。今日は切原赤也の命日です、あぁ輝かしい明日は永久のお休みでありますように。

さようなら


大きな空に両手を広げばいばいべいびー。




「ばっかじゃねーの、お前。」


















あぁ、神様。俺に永遠に泣けと言うんですね。

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