拍手感謝小説 骸夢 ギャグ
紫音と翠蓮で、リレー小説風に書いていきます!
まずは紫音です!
「それにしても…いい天気ですね。」
『そうですね骸さん。その腰に回している手をどけてくれればですけどね。』
さりげなく腰に手を回してくる骸さん。(しかもひそかにさすっている!)
「クフフ…いいじゃないですか。僕の愛情を精一杯伝えているのですよ。」
『いい加減にしてください。殴りますよ。』
私が軽く睨むと骸さんは変わらない笑顔で言う。
「それくらい、あなたの愛情表現だと思えば、どってことないですよ。」
へ・ん・た・い・め!
『嫌われますよ。』
「あなたに嫌われなければいいです。」
『もう嫌いです。』
「クフフ…照れ屋さんですねv」
もう嫌だ。
軽く受け流しやがったコイツ!
しかも、語尾にvをつけるな気色悪い!
吐くよ!私吐くよ!オエェ〜!!(コラ)
いい遅れたが、なぜ私がここにいるのかというと、あまりの空腹にブッ倒れていた所を骸さん達に助けてもらったわけなのだが、
まさかこんなことになるとは!!
昔からクラスメートで変なヤツだとは思ってたけど…
話をもどして、だんだんエスカレートしていき、足の方に移動してくる手。
そこで私は少しキレた。
パシンッと手をはたく。
『死ね。』
低く呟くように言う。
シーンと嫌な空気。
言い過ぎたか…と思った時。
「こういうプレイが好みなんですね。知りませんでした。女王様ですか。でも僕はどっちかっていうとS何で『何のことかわかりませんけど!変な勘違いはやめてください。』
『どんなプレイも興味ないです。』と付け加え、フイと顔をそらす。
相変わらずクフフとわらっている骸さんにイラつく私。
買い物に言っている犬ちゃん&柿ピーはなかなか帰ってこない。
「僕はあなたの事をMだと思っていたのですが…」
何を言い出すんだこの人は!!
しかもMについて萌える所を長々と語っている。
あ〜もう。何か頭痛くなってきたよ。
『私はMでもSでもありません。そういうのは興味ないですから!』
「そうですか。コスプレとかも萌えそうですね。」
聞いてねぇ!!
え、何?
流し好きなのこの人?ムカつくんですけど?
なんかすっごくムカつくんですけど!?
嫌がらせでパイナップルでも買ってこようかコノヤロー!!
その時…
ガチャッ
「骸さ〜ん。言われたもの買ってきました!」
ありがとう犬ちゃん!柿ピー!
これほどおかえりを言うのが待ちどうしかったことはないよ!
1年程放置プレイで音沙汰なしだった両親が帰ってきて、「ただいまvお土産は世界一周旅行だよ!」って言われた時ほどの喜びだ!
『おかえり二人とも!早く!早く来て〜!!』
ほぼ叫ぶように言いながら手を伸ばす。
もう片方の手は、骸さんにしっかり捕まれている。
しかも、さっきなにげに「チッ」とか聞こえたし!
この場にいると、イタイ!何かイタイから!
「まったく。現代語で言うとKYですよ。」
帰ってきた二人に何故か怒る骸さん。
私はひたすら二人の手を握り、「ありがとう!ありがとう!」と繰り返していた。
わけがわからない。と言うようにしている二人は、あえて気にしないでおこう。
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