愛唄

□「ねぇ、大好きな君へ」
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俺には、大好きな人がいる。
いや、それだけじゃ足りないくらい、世界で一番愛して止まない君。
実は小学校時代からこの想いは変わっていない。ボンゴレファミリー十代目ボスになった今でも。
マフィアのボスが一人の女に想いを伝えられない、だなんて、絶対リボーンには笑われる。実際笑われてるんだけど。
それでも、君にこの想いを伝えないのは、君との親友、という関係を崩したくないからで。そんな俺を君は笑うんだろうか?
十年前、俺が行き成り「イタリアへ行く」と言ったら、君が付いて来てくれると言ってくれた時、嬉しい反面戸惑いもあった。でも君は「親友で幼馴染のツナを一人で外国になんか行かせられない」と怒ったよね。それがどれだけ嬉しくて、どれだけ心強かったか。それ以来君はボンゴレの幹部としてずっと俺の傍にいてくれている。その笑顔が見れるだけで、俺は満足なんだ。

でも少しだけ、期待してもいいですか?
君が俺の傍に十年以上もいてくれるのは、少しでも俺の事を好きだからだ、と、自惚れてもいいですか?
誰よりも近くて、誰よりも遠い君が、本当に好きなんです。




「ねぇ、大好きな君へ」
(少しでも俺のこの想いは伝わってる?)



20071217
愛唄で20のお題スタート。
お相手は綱吉君。


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