愛唄

□僕で良かったのか?
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最近、君の姿を見ていない。否、仕事以外で君を見る機会が全くと言っていい程消えた。
君は、俺に会ったらいつもどうりに俺に話し掛ける。
でも、それは違う。確かに君は俺と会話をしている。だけど、君は俺を見ていない。まるで壁を一枚隔てた向こう側の様に、君は俺を見る。
そして、その顔から一切の無駄な表情は消える。
どうして?とは思わなかった。
だって君は、俺の我が侭でいままでここに留まっていてくれた。そして、その我が侭を今でも守っていてくれている。たとえ君にその気が無くても、その事実があるだけで俺はいつもどうりにしていれる。

「何一つ、変わってなんかないんだ」

そう、今までと何一つ変わらない。変わったのは、君が俺に愛想を尽かしただけのこと。




僕で良かったのか?
(それでも臆病な僕は、君に尋ねる事が出来ない)



20071225
愛唄で20のお題7。
変わったのは僕の胸の痛み。


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